益子陶器市2023秋

益子陶器市2023秋

秋の益子陶器市も無事終了。
今年は11月3日から6日までの4日間。春の9~10日間開催・全日出店に比べたらだいぶ楽だが、それでも片道2時間弱の距離を毎日往復するのは結構大変で、年々疲れが溜まりやすくなっている。

私が出店しているのはギャラリー想という、城内坂の中心地にあるなんとも不思議な店舗(?)である。益子町観光協会のサイトには「城内坂で一番変わったお店」などと書かれている。

益子陶器市2023秋
城内坂
益子陶器市2023秋
ギャラリー想。入口には陶器市期間中だけチャイ屋ヨギーが開店。
益子陶器市2023秋
 

ギャラリー想には看板がない。目印はヨギーさんの作るスパイスの良い香り。Googleマップで「チャイ屋ヨギー」を検索すると出てくる場所がギャラリー想だ。

益子陶器市2023秋
 

ちなみにヨギーさんの南インドカレーは激ウマなので、インドカレー好きの人は一度食べてみて欲しい。シンプルな具材ながらもオリジナルブレンドのスパイスと酸味のバランスが絶妙かつ辛さのパンチも効いていて、南インドカレー屋さんは数あれど他では味わえないカレーなのである。

チャイ屋ヨギー
https://www.yogin.jp/

益子陶器市2023秋
ギャラリー想の内部

さてインド風味の入口を一歩入ると、そこは陶器市期間中のみ複数の作家が集まり出来上がるお店になっている。アクセサリー、陶芸、ドライフラワー、刺し子、イラスト、ガラス、人形、キャンドル…とジャンルは異なるのになんとなくまとまりのある空間なのが面白い。出店作家は同年代が多いので、さながら半年毎に開催される同窓会に参加するような感覚である。ちなみに春は長丁場なので、前半後半で秋には出ていない作家と入れ替わることがある。

益子陶器市2023秋
 

店内にはオーナーの作品である書画や絵画、陶器の他、オーナーセレクトの骨董等が飾られている。バラバラな作家の「色」を上手くまとめているのがこの作品群を含む「ギャラリー想」という空間そのものなのではないかと感じている。

この投稿の冒頭で年々疲れが溜まると書いたが、やはり今回も疲れた。毎回最後は「はー疲れた、次はもう出店やめようかな…」などと考えるのだが、しかし次回開催が近づいてくると自然とワクワクし出したりするのだから不思議なものである。来年の春も元気に出店できたら良いなと思う。