フェネトレ

北海道一人旅 | グルメ巡り

北海道旅行記最後の記事です。
サンゴ草やら湿原やらを旅の目的とした今回でしたが、私にとってそれと同じ位重要なのがグルメです。ここだけは絶対行く!と決めていたのは中標津にあるフェネトレと旭川近郊の東神楽町にあるnacon。どちらも一昨年、去年と北海道旅行の際に食べログで探しました。どちらも行ってみたら大当たりで、北海道に行く時はあえてここに寄りたいと思えるようなお店に出会えたのはラッキーでした。

私は普段食事に行ってお店や料理の写真は撮らない派なのですが、今回はブログに書こうと思い一皿ずつ撮影。その中で一番気に入った一皿をご紹介します。

フェネトレは一昨年に道東旅行する際に初めて訪問。釧路から網走に向かう途中で立ち寄りました。

まず駐車場からお店に入るまでの林のようなアプローチが素敵です。そこから今宵のストーリーが始まります。店内は照明を落とし、大人な雰囲気たっぷりの落ち着いた空間です。

フェネトレ
素敵な内装、ディスプレイの店内

今回お邪魔した際はちょうど中秋の名月の日で、店内中央にはススキがディスプレイされていました。

フェネトレ
トマトパスタ

全ての料理が美味しかったのですが、個人的に一番好きだったのはこちらのトマトパスタかなぁ。トマトが主役のシンプルな一皿ですが、モチモチの手打ちパスタに味の濃いトマトソースが良くからみ、上にかけられた山わさびが程よいアクセントでしみじみ美味しかったです。他にも道東で採れた秋刀魚やホタテ、ご自身で採取してきた地元のキノコ等、野菜から肉魚にわたり、とにかく地産地消を感じられる料理の数々です。

フェネトレ
余市のワイン。これが美味しかった!

フェネトレでは国産ワイン、特に北海道で作られているワインを多くラインナップされています。私は大体おひとりさまなので必然的にグラスワインを頼むことになりますが、グラスでも赤白数種類ずつ用意されているようで、お皿に合わせて出してくれます。
こちらに伺うまで北海道のワインは飲んだことがありませんでしたし、実は国産ワインにはあまり期待していませんでした(お金を出せば美味しいものが沢山あるのは分かります)。しかし道産の食材を使って作られた料理と合わせた時に、相乗効果で美味しさがアップするというか、マリアージュってこういうことかと感じました。

食材同様、刻一刻と変化する窓の外に見える景色を眺めるのも一つの楽しみで、季節毎に訪れたいと思うお店です。(一番近い中標津空港行きは高いので選択範囲外ですが、釧路か女満別にLCCが飛んでいるので気軽に行こうと思えば行けなくない!)

フェネトレ http://fenetre-nakashibetsu.com/
北海道標津郡中標津町緑町南1-2-29

2軒目は去年旭川に滞在した際に訪れたnacon。その時は旭川市内にお店がありましたが、そこから移転し、現在は郊外にある東神楽町という所で営業されています。市内からバスで1時間弱。お店の真向かいにバス停があるので便利です。

ナコン
Naconの店内

前店舗は地下にあり暖色感たっぷりのアットホームな空間だった記憶ですが、こちらは白壁に黒いフローリングのすっきり落ち着いた店内。カウンターとテーブル席があり、オープンキッチンの開放的な雰囲気です。

コースはなく、アラカルトで前菜、パスタ、メイン、デザートを注文。
こちらも勿論全て美味しかったのですが、一番印象に残ったのは前菜でいただいたトリッパのトマト煮込み…なのに写真を撮り忘れました!これまでトリッパの煮込みは何度か食したことがありますが、naconのはふんわり柔らかい!自家栽培の完熟トマトの甘さと酸味と相まっていくらでも食べられる美味しさでした。

ナコン
ホゲット(羊肉)

こちらはメインでいただいたホゲットという羊肉。ラムとマトンの間の時期のお肉をホゲットと呼ぶそう。トマムの牧場産のお肉で臭みもなくマデラ酒のソースと合わさりとても美味しい。他にもパスタとリゾットをいただきました。ワインもグラスで赤白何種類位用意があるのかは不明ですが、一皿毎に合うものを出してもらえるのでおひとりさま呑兵衛でも十二分に楽しめます。シェフとマダムとの楽しいやりとりについ調子に乗ってしまい、遅くまでお邪魔してしまいました。

こちらもなんとか季節毎に伺いたいなーというか近くにあったら頻繁に通っちゃうなーというお店です。雪質の良いスキー場も周辺にあるらしいので、冬にも行きたい。

nacon https://www.instagram.com/nyaoba/
北海道上川郡東神楽町ひじり野南1条10丁目1-11