工芸青花

工芸青花

しばらく入ろうかどうしようか迷って、去年思い切って申し込んでみた「青花の会」。
「青花の会」とは、『工芸青花』という雑誌の定期購読会員権です。
私にとっては一冊目となる工芸青花の17号が届きました。

近くに置いてあるお店もなく実際にどんなものか分からず申し込みましたが
申し込んで良かったと思えるような濃ゆい内容でした。

17号のメインは「村上隆と生活工芸」特集…これがとても面白かった。
生活工芸というのは日常で使う道具を指すそうですが、村上隆氏が生活工芸の作家を含めた関係者にインタビューをするという形で「生活工芸とは何か」を探っていくという内容です。

生活工芸自体に関する考察も面白かったのですが、特に印象的だったのは
日本文化の輸出屋と自負する村上氏がしきりに「言葉にすることの大切さ」を説いていたことですね。
『理屈を無粋なものと見なして口にしない。国内だとそれでもよいのですが、外国では通用しません。
理屈がないと、誰がオリジンか判断不能なので(略)パクられまくって安価に大量に出回り、飽きられて終わり』と。

うーむ、色々と考えさせられました。