別寒辺牛湿原

2023年夏の北海道③

さて橋詰さんを釧路空港にて見送った後、中標津へ再北上。私はこれより2泊した後に帰る予定であり、この日はフェネトレさんが営業予定だったのでおひとりさまで予約をしたのである。ここまで来たからには食べて帰らない選択肢はない。食事は大変美味しく、やはり来年是非橋詰さんをお連れしようと思うのであった。

ちなみに今回中標津で泊まったのはホテルマルエーという宿。こちら、イマドキ電話予約しか受け付けていないという不便さはあるものの、大浴場がありしかも天然温泉!次回もこちらに泊まろうと決意した。尚、私が泊まった時は現場仕事の出張者が多く朝食時は少々混雑していた。

翌日は厚岸にて予約していた別寒辺牛湿原のカヌーツアーに向け早めに出発。厚岸の道の駅コンキリエにて受付を済ませてカヌーツアーをしてきた。ツアーといってもグループで行う訳ではなく、基本一組ずつ(一人なら一人)の予約だそう。
私が予約したのはスタンダードな3時間程のコース。コンキリエからツアーの終着点となる厚岸水鳥観察館まで車を移動させた後にガイドの方とスタート地点まで移動。カヌーは初めてながらも、特に難しいこともなく船を漕ぎ出すことができた。

別寒辺牛湿原
原生林の中を流れる別寒辺牛川

この日は風が全くなく穏やかな気候であった。向かい風もない代わりに追い風もないので、自分の力だけで進まなくてはならない。これが案外大変なのである。ゆったりと蛇行する別寒辺牛川は流れも非常に穏やかで、何もしなくても自然と下っていく…というような訳にはいかなかった。

別寒辺牛湿原
ここまで来ればゴールまであと少し

無風なので水面が鏡のように木々を映し出していたのが非常に美しかった。途中一休みとしてガイドさんが用意して下さったお茶とクッキーをいただく。

別寒辺牛湿原
突如目の前を泳ぎ渡る鹿

一休みし終わってゴールとなる水鳥観察館へ向かっていると、急にドボン!と音がした。目前にはなんと川を泳いでいるエゾシカが。鹿って泳ぐんだ… 他にもオジロワシと思われる鳥が飛んでいる/木に止まっている姿を見ることができた。タイミングが良ければ釧路発着の花咲線を見られるそうだ。

昼前にゴールに到着した後は、今回の北海道旅行最終宿泊地となる日高に向けて出発。そういえば襟裳岬をまだ見てなかったなと思い岬に立ち寄ってみたのだが…

襟裳岬
 

霧が凄くて何も見えない!
霧が出だしたのはどの辺りからだっただろうか。ちょっと思い出せないが、海沿いを走り出してからはしばらく濃霧の中車を走らせることになった。

襟裳岬
1m先も見えない状態の襟裳岬

霧も凄く風も凄く、ささっと写真を撮って車に戻る。滞在時間5分以下。もし今度立ち寄る機会があれば是非天気が良い時に訪れたい。

そんなこんなで到着したのが最後の宿となるホテルアポイ山荘。日帰り入浴もできる大浴場があるので登山帰りの利用者も多そうだった。夜は併設のレストランでワインを飲みながらゆっくりしつつ、お風呂に入って最終日を迎えた。

今回は5泊6日の北海道旅行となった。来年はまた秋に行きたい。